クーデター中のタイへ新婚旅行|タイランド編2

煌びやかなチェンマイのドイステープ寺院
(日本のお寺とはまた違う良さがあるのだ!)

初めてタイに行ったのは40歳の時だ。

嫁さんが新婚旅行は「タイに行きたい」と言い出した事がきっかけだった。

タイ料理は好きで良く食べに行っていたが

それまで僕は、海外へ行った事も無いし興味も無かったので、正直なところ国内旅行がいいと思っていた。

海外って怖いところなんじゃないの…

スリとか強盗とか…、不衛生だったりもするんでしょ…

言葉もわからないし…楽しめないかも…
(八木の心境を代弁するリスザル①)

そんな先入観で一杯だったのだ。

しかし、嫁さんは10年くらい前に独り旅で行った時の思い入れがあるようで、半ば強引にタイに決まったのだ。

話が決まると嫁さんの行動は早かった。タイ行き決定の翌日には旅行代理店で打ち合わせを始めた。

多分、僕の気が変わらないうちに予約を済ませたいのだろう。

ツアー内容は、

チェンマイ・バンコク8日間だ!

バンコクにあるワットプラケーオと青空

それから少々お金もかかるが、日本語対応ガイド随行と設備の充実したホテルも用意してもらった。

これは…

不安要素『僕』への対応だ!

これで少しは防犯と衛生上の問題が軽減しそうだ。予約を済ませた僕は、少し安心していた。

12連休の新婚旅行を楽しみに会社で仕事をする日々…

そんなある日、仕事から帰りテレビをつけると目を疑うニュースが飛び込んできた。

タイ軍事クーデター!

なんと首相が軍部によって辞任に追い込まれたのだ。

なんですと? ヤバいやつや~ん!
(八木の心境を代弁するリスザル②)

ウソだろう!

やっぱり怖いところなんや…

っていうか…

新婚旅行の2週間前なんだけど!

どうなるの⁉

やっぱり海外は辞めた方がいいんじゃないの!

僕は色んな意味で動揺していた。

するとそれを見ていた嫁さんは

「明日、旅行代理店に確認しておいてやるから」と僕をいさめた。

翌日、会社から帰宅した僕は、玄関のドアを開けるなり声をかける。

どうだった?

すると、嫁さんは

タイに渡れるらしいよ!

と嬉しそうな声で答えた。

本当に⁉ 

クーデターなんでしょ‼

行き先とか変えてもらった方がいいんじゃないの?

僕は、かなり半信半疑だった…

もしかしたら、嫁さんがタイに行きたい一心で代理店にゴリ押ししているかもしれない…

そんな心配も湧いてきた。

もしかしたら…嫁もヤバいやつや~ん!
(八木の心境を代弁するリスザル③)

しかし、僕の反応は予想のはんちゅうだったらしく、直接はなす段取りをつけてあった。

さっそく、旅行代理店に行き状況を訊いてみると担当者はニコニコ顔でこう答えた。

現在もクーデター中なのは間違いありません。

しかし、国からタイへの渡航禁止の指示も出ていないし、タイ側も入国拒否をしている訳ではないです。

せっかくの新婚旅行ですし…

ここは是非、思いきって飛んでみてはいかがでしょう!

……

思い切りが過ぎるのでは⁉

ビックリするわ~!
(八木の心境を代弁するリスザル④)

僕は内心そう思ったが、

隣では嫁さんもニコニコしながら「大丈夫、大丈夫」と促してくる。

そして、奥からも代理店の責任者らしき男性が出てきてニコニコしながら「楽しんできてください!」と声をかけてきた。

こうして僕は…

このニコニコ・スリーのやわらかな説得によって

初海外でクーデター中のタイへ渡ることになった。

もう…行くしかないやつやぁぁぁぁぁ!
(八木の心境を代弁するリスザル⑤)

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